メキシコ刺繍のブラウス「サンアントニーノ」　城

　メキシコ、オアハカ州のサン・アントニーノという知る人ぞ知る刺繍村があります。

　見ていて飽きない細かい刺繍。オアハカに咲く季節の花を思いを込めて刺繍にします。。パンジー等のの花々に青い鳥が舞い、花模様のレース刺繍。　

　昔からサンアントニーノの母達は娘の為に渾身の一着を作ってきました。最近ではこの刺繍ができる人も減ってきているそうで、有名な人の刺繍には何十万円という値が付いている事も。日本でいえば花嫁衣装や、成人式の振袖の様なものでしょうか。昔から伝わる伝統の民族衣装なのです。

　このようなブラウスを１着仕上げるのに3ヶ月以上の時間がかかり、まさに手間も時間もかけ、心のこもった1着です。

　昨年雑誌フィガロ「ボヤージュ」でメキシコが特集され、その表紙を飾ったのはこのブラウスの制作者でもある、サンアントニーノのマリアさんン刺繍です。

　マリアさんは、細かさと繊細さでは村一番と言われるマリアさんの刺繍。是非手にとって見てください。

レース部分-デスイラード

　胸部分のレースは、生地に切り込みを入れ、布を解き、レース状に刺繍で編んでいくというとても高度な技で仕上げられています。このレース部分はデスイラードと呼ばれ、これが入っている物は特に高級とされています。 

　白いワンピースや黒のタートルとの重ね着等、合わせ方次第で春から秋まで着られます。

　普段使いにはもったいない気もしますが、ジャケットを羽織って胸元から刺繍を見せる等すれば、とっても可愛く、特別な衣装という感じもしなくてお勧めです。

 　すべて手刺繍でできています。またメキシコのおおらかさにより、多少の糸ヨレ、糸のたるみ、縫製の甘さ、下書きの線等がある場合がございます。下書きの線は洗濯していくうちに少しずつとれていきます。ご理解の上ご購入ください。

 刺繍糸は色落ちの可能性はとても低いですが、刺繍部分は人絹糸で、ととてもデリケートですので、手洗いにて洗濯し、濡れたまま放置せずにすぐ干すようにしてください。

サイズ　フリーサイズ　肩幅　約　３７cm　身幅　約 ４３〜５３ｃｍ　着丈　約　７４cm（背中中心）　

着用モデル身長　164cm

生産国：メキシコ　生地：　綿100％　刺繍糸　人絹（レ―ヨン）100％